症状
鼻水が出る、鼻が詰まる、鼻血が出る、鼻(の入り口)が痛い、鼻に何か入っている、においがしない、頭痛、頬、目の奥の痛み
病名
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アレルギー性鼻炎
アレルギー体質に伴い、花粉やダニ、ハウスダストなどをアレルギーを引き起こす原因物質とし(アレルゲンといいます)、鼻炎を引き起こす疾患です。鼻水、くしゃみ、鼻づまりが3大症状です。お薬の内服治療、炭酸ガスレーザーなどの手術治療および免疫療法が主な治療となります。
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副鼻腔炎/蓄膿症
顔には副鼻腔と言われる骨で囲まれた空洞が左右にあります。ここに炎症が起こった状態が副鼻腔炎(蓄膿症)で青ばなやほほの違和感、頭痛などをきたします。慢性化すると痛みはなくなりますが、薬物治療や場合により手術治療も必要となります。
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鼻前庭炎
鼻前庭とははなの入り口のことを言いますが、そこに炎症がおこり、赤くなったり痛みが出たりします。汚い手で鼻いじりをしたり、傷がついたりすることで感染がおこり、炎症をひきおこします。
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鼻出血
鼻からでる出血のことです。鼻の粘膜は血管が豊富な部分があり、そこに傷がついたり、血圧が上昇したりすることでおこります。鼻の入り口に近いところから出血することが多いので、鼻翼(鼻の下の横の方)を両側から圧迫することで、止血できることが多いですが、止まりにくい場合は医療機関を受診されてください。また、繰り返す場合も重大な病気が隠れている可能性がありますので、受診が必要です。
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鼻腔異物
鼻の中に異物が入っている状態で、お子様がおもちゃやおかし、ティッシュなどを入れるパターンが多いです。そのままにしておくと感染し、副鼻腔炎などをきたして悪臭がしたり、汚い鼻汁がでることがありますので、気づかれたら医療機関を受診されてください。
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嗅覚障害
においがしなくなることで、いくつかのパターンにわけられます。におい物質が鼻の中に入ってくると、鼻の上部ににおいを感じる部分(嗅球)があり、そこからにおいの神経から脳につたわっていきます。どの部分が問題かにより対処法は異なりますが、一般には風邪に伴い、粘膜が腫れ、におい物質が嗅球に伝わらなくなるパターンが多いです。ただ、放置すると治りにくくなることがありますので、早期の受診をおすすめします。
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鼻副鼻腔腫瘍
鼻や副鼻腔にできる腫瘍はさまざまなものがあります。症状としては痛み、顔の腫れ、鼻血、鼻水などがあります。いずれにしましても、長く続くようであれば受診をお願いします。